内容 |
鞘取りは、通貨は地域毎に動くという特徴を利用した取引。たとえばオセアニア通貨であるAUDとNZDは通貨の幅が乖離してもまた収束しやすいというように大変類似性のある動きをしています。
つまり、一方の通貨が上がれば片方の通貨も同じように上がり、また一方の通貨が下がれば片方の通貨も同じように下がるのです。
つまり、オーストラリアドル円が60円→65円→70円と推移したらニュージランドドル円も50円→55円→60円と推移すると云うことです。極端な事を言いますと両通貨の差額が約10円で推移すると云うことです。
ここで両通貨の間には高い相関性があるので今後も両通貨の差額が10円で推移すると仮定します。ただ、この二つの通貨の相関性は高いと言っても必ずしも両通貨の差額が10円で推移するわけではなく、時には10円の差額よりも広がったり或いは狭まったりもします。
そこでこの収縮を利用し10円の差額よりも広がったり或いは狭まったり時に仕掛けて、再び10円に戻ったときに仕切るという方法をとるのです。 |